白旗をあげる
白旗をあげる。
負けを認める。
できない自分を認める。
弱い自分を許す。
これが苦手だ。
いつもギリギリまで溜め込んで自分を追い込む癖がある。
周りに迷惑かけないようにって思いつつも、結局は迷惑をかけてしまうのだからもっと早くにヘルプを出せばいいのに、出来ない。
そしてそんな自分をまた責める負のループ。
昨日とうとう白旗をあげた。
本当はとっくに心身共に限界を迎えていたことはわかっていた。
わからないフリをし続けて麻痺させていた。
一度もう無理だと思うと崩れ落ちそうだった。
でも、夜眠れなくなって、1日にまともに1食しか食べれなくなって、そして何をしていても涙が止まらなくなった。具合が悪くなるのが怖くて湯船に浸かることができなくなった。
先日友人に話を聞いてもらった。
そこでそれはもう限界を超えているんじゃないかと言われた。
そこで泣き崩れて私は私からのSOSをやっと受け取った。
でもなかなか白旗をあげられなかった。
何と戦っているのかはわからないし、何に怯えているのかもわからないけど。
でもこのやり方しか知らないから。
まだ大丈夫だと言い聞かせた。
でもいよいよ身体は重く、眠りが浅くて2〜3時間で起きてしまう。パソコン画面を見ながら涙が止まらなくなった。
そしてついに私は白旗をあげた。
罪悪感よりも危機感を選んだ。
白旗をあげて、助けを求めて、それを受け入れてもらって。
そうしたら、こころがホッとして、いや今ならもう少し大丈夫かもとか思いだす。
アホか。でもそのあとまた涙がでてきた。
何の涙なのかはわからない。
一日中開いていたパソコンを閉じて、アラームもかけずにひたすら寝て、昼前に起きた。
友人が作ってくれた苺ジャムを塗ったトーストをゆっくり食べた。
掃除機をかけて、洗濯をして。
キッチンの排水溝の汚れにウワァってなったけど、それくらい余裕がなかったんだな、それくらい頑張ってたんだな、と心の中で自分に声をかけた。
おつかれ私。
いまはもう少しだけ休もう。