ふりかえってのまとめ
ずいぶん年月がたって、今思い返すと、やっぱり私は彼が好きだったなぁと思う。
いっぱい嫌な思いをしたし、悲しかったし辛かったけど、彼の事が大好きだったなぁと思う。
あの頃の私(発覚前)は素直に駆け引きとか損得とかなく自分の気持ちを相手に伝えていた。
でも今思うと、彼というより親に甘えてるような感覚だったのかもしれないなぁ。
本当に知りたくなかった。
彼を好きなままで別れたかった。
発覚前の自分のままで別れたかった。
発覚後の大嫌いな私と仲直りができないまま、私はその自分を封印して、あれはあれでいい恋だったんだと思おうとしていた。
ふりかえりをずっと書いてみて、私はきっとあのショックで傷ついた自分を2度と感じないように、罪悪感やら色んなもので蓋をして。
感謝っていう体裁のいい言葉で「処理済」のラベルを貼ったのだと思った。
彼への感謝は嘘ではない。
でも、それと自分を許すことは別。
私はそこを無理やりごちゃまぜにしていたんだと思う。
自分の痛みと向き合って寄り添うことと、出会ったことや出来事に感謝することを混ぜてしまうととてもしんどくなる。
混ぜてしまうというよりも、無理やり感謝をして傷ついた心をOKってするのは応急処置のようなものだ。
まず傷ついた自分は自分として認めたうえで、十分に寄り添ってから、相手への感謝をすればいい。
感謝できなくても、それはそれでいい。
感謝できればそれはとてもステキだけど。
ふりかえりを読んでくれた友達が素敵な恋や素敵な愛だといってくれた。
それがとても嬉しかった。
確かに私は彼の事が大好きだったし、彼も私を愛してくれていたのだ。
あの時の私とどうやったら仲直りできるだろう。
友人たちがたくさんの優しい言葉をかけてくれた。
嬉しくて涙がでた。
たぶん、あの頃の私が泣いてるんだと思う。
私もみんながしてくれたように、あの頃の自分によりそって優しくしてあげられるかな。