抜く

今日は朝から発熱し大人しく寝ていた。

合間に起きてつけるテレビの映像がなんだかとても非日常で、熱でボーッとしながらテレビを見ていた。

 

思えばここ3週間、私はずっとどこかで気を張っていてオンとオフの切替がうまくできずにいた。

勘の鋭い友人達が心配してくれていたけれど、自分でもうまい対処法がわからずなので、何て答えたらいいのか。

大丈夫だけど、大丈夫ではない。

大丈夫でもないけど、大丈夫。

そんな感じ。

自分では自分を器用貧乏なほうだと思っていたけれど、ものすごい不器用だったんだな。

 

自分に厳しくしたり、自分を責めるのをやめようとしてきたつもりだけれど、気付けばふと癖がでる。

ついつい気を張ってしまう自分を。

変に力が入っちゃう自分を。

みんなに心配されてしまう自分を。

どこかで責めてしまっていた。

どこかでダメ出ししてしまっていた。

 

しょうがない。

上手く切り替えられないのが私。

ついつい力がはいっちゃうのが私。

別にやらされてそうやってるわけじゃない。

頑張りたかったから頑張った自分のことはちゃんと認めてあげよう。

そう思った。

 

テレビの中にうつるお2人は、私には想像もできないくらいご自分を律して過ごされているように見える。

それでいてあの穏やかな笑みをたたえられるのはほんとうに凄いなと。

慈しむ、という言葉が頭に浮かんだ。

 

私もまず自分で自分を慈しむ、そうありたい。